変形性ひざ関節症とは
変形性膝関節症とは「膝の軟骨が磨り減り炎症や変形を起こす」状態のことです。
よく聞きますよね。膝の軟骨の話。特に50歳以上の女性に多く見られます。
膝関節は太ももの骨とスネの骨の関節です。それぞれの骨の関節の表面は軟骨で覆われています。
サンドイッチするように半月板があり、膝全体は袋で覆われていて膝関節の中は液体で満たされています。
これが、加齢や肥満、姿勢の崩れ、膝の怪我、そして間違った筋肉の使い方、間違った歩き方により膝への負担が大きくなり知らず知らずのうちに軟骨が磨り減ってしまいます。
アプローチ方法
1 姿勢を整えて膝にかかる負担を軽減すること。
例えば猫背。猫背の姿勢は重心が踵に偏ります。重心が後にあると、体が後ろに倒れないように体の前側の筋肉(腹筋、大腿四頭筋など)が過剰に働きます。その結果、膝へのストレスが大きくなってしまいます。
その他、骨盤の歪み、股関節の歪みからO脚になったり、扁平足、捻挫後の足首のぐらつきなど膝に負担をかける結果となってしまいます。
なので姿勢を変えるというには基本になります。
2 筋肉の使い方を変える。
姿勢を変えつつも筋肉の使い方を変えないと意味がありません。
体には間違った筋肉の使い方が染み付いています。
上記にもあるように大腿四頭筋などが過剰に働き過ぎると膝に負担になります。
昔はとにかく太ももの筋肉を鍛えろと言われていましたが今は違います。
重要になるのは太ももの内側と後ろ側の筋肉、ふくらはぎの奥にある筋肉、お腹の奥にある大腰筋、背骨を支える筋肉です。
それらの筋肉をちゃんと使えるようにレクチャー、トレーニングしていきます。
3 膝に負担のかからない歩き方をマスターしてもらう。
歩き方は大事、、というのはご存知かと思います。
「踵からついて指に力を入れて地面を蹴る」
そう認識していませんか?
コレ、間違っています。
踵から着地してはいけないんです。
そもそも、踵から着地してる動物は人間だけです。
動物はつま先から着地しています。
毎日の「歩く」の常識、正確には常識と思っていたことを覆すこともしなければなりません。
歩き方を変えるだけで痛みがなくなることもあるくらいです。
まとめ
揉んでも電気をかけても、サポーターをつけても、湿布を貼っても良くなりません。
本当に治すなら全身を変えていくしかないのです。
手術するとひざの痛みは消えます。
しかし、体を変えていかないと反対の膝の痛みが増したり、腰痛になったりします。当然の結果なのです。
いろいろやってみたけど芳しくない方は一度ご相談ください。
最後までお付き合いありがとうございました。