いつもありがとうございます。
さとみ整体院の佐藤里美です。
何を隠そう私は子供の頃からの扁平足なのです。
プール入った後の足跡がのっぺりとしててかっこ悪く、普通の足跡に憧れたものです。
と言ってもさほど気にすることなく大人になりました。
ところが登山して初めて扁平足の恐怖を味わうことになったのです。。
扁平足
ご存知の通り扁平足とは土踏まずが潰れてしまった状態のことです。
土踏まずの役割は床からの衝撃の緩和。
扁平足の人は衝撃がダイレクトに体にきてひざ痛や腰痛など様々な症状を引き起こします。
まさに私はこれです。山に行くと疲れより足の裏や膝が痛くてどうにもならなくなったんです。
高価なインソール入れたりしましたが効果なし。
もう痛くて痛くて気力をどんどん失っていく。。
どこでもドアがあったら、、本気で切望してました。
そんな私ですが日常生活には支障はないんです。
長く歩けば疲れるのは当然、と思ってましたし。
けど、山へ行かなくても毎日の積み重ねでいつか必ずどこかに支障が出てきます。必ず。
なので扁平足の人は土踏まずを作る努力をしたほうが良いのです。
今までの常識
今までは扁平足の人に対してインソールを入れて土踏まずを作りましょう、というのがセオリーでした。
足の裏が潰れてるなら底から持ち上げよう、、
でもよく考えるとそれっておかしくないですか?
土踏まずって床との間に空間があるから役割を果たしてるのに、それを底から持ち上げたら空間はさらに潰れて無くなりますよね。
それがインソールです。
あと、土踏まずを作りましょうってことで足の指の運動やつま先立ち運動を指導されたことがあるかもしれません。
足は体の全体重がかかる部分です。
足周辺だけ鍛えても体重には勝てないのです。
扁平足を克服するには
上記に書いたように足元だけ鍛えても扁平足は治りません。
全身を使って足の裏を引き上げる必要があります。
身を以て経験したので間違い無いです。
全身を使って??
イメージしにくいかもしれませんが頭から体の中心部を引っ張り上げるイメージです。
直接土踏まずを引き上げるのは後脛骨筋というふくらはぎの奥にある筋肉です。
この筋肉だけで引き上げようと思っても無理なんです。
だから後脛骨筋の働きを全身でサポートするわけです。
具体的に言うとまずふくらはぎの奥にある後脛骨筋〜太ももの内側にある内転筋〜太ももの裏にあるハムストリングスという筋肉〜おなじみのお腹の一番奥にある大腰筋(腸腰筋)〜横隔膜〜脇にある肩甲骨の動きに重要な前鋸筋。
これらの筋肉を全部使って土踏まずを引き上げるんです!
重い荷物を一人で持ち上げるよりみんなで持ち上げたほうが上がりますよね。
人間の体は全身で一つ。
パーツごとで考えてはうまく機能しないし、全身を見て鍛える必要があると思います。
気になる方はご一報いただけると親切丁寧に伝授いたします^_^;
他にも扁平足を直すには歩き方も変える必要がありますがそろそろ眠くなったのでこれもまた割愛します。
そのうち正しい歩き方もちゃんとお伝えしたいと思います。
お客様にお伝えすると皆さん「えー今まで正しいと思ってたことが、、、」とびっくりされます。
まとめ
扁平足はほったらかしにしてはいけない!
足元だけでなく全身を使って土踏まずを持ち上げろ!
歩き方も変えなきゃだめ!
地道ですがちゃんと取り組めば「疲れない、痛くならない足」を手に入れることができます。
ちなみに写真の足は生後4ヶ月の姪っ子の足です。
これから重力に対抗するためにどんどん筋肉が発達して土踏まずが形成されることでしょう。
次会うときは歩いてるかな。
最後までお付き合いありがとうございました。