階段を上がると膝が痛い。
いつもありがとうございます。
さとみ整体院の佐藤里美です。
前回は比較的多い階段を下りるときの膝の痛みについて書きましたが今回は上がるときの痛みです。
下りと上りで起きる膝の痛みはメカニズムが違います。
下りで膝が痛くなるメカニズムはこちら
上りで膝が痛くなる原因は3つ。
私のその傾向があるのですが、上るときに膝が内側にブレてしまうことがあります。女性に多いとされています。膝が内側に倒れると太ももの骨とスネの骨が捻れた位置関係になって関節に負担がかかり、さらに太ももの筋肉がちゃんと働かなくなります。なので既に膝関節が傷んでいる方は少しの階段でも痛むし、膝関節自体は大丈夫な方でも長い階段や山登りで膝が痛くなることがあります。
もう一つ、膝のお皿の動きが悪いことも上りで膝が痛くなる原因になります。膝を曲げ伸ばしすると膝のお皿も一緒に動きます。しかし、太ももの筋肉が硬いと膝のお皿は自由に動けなくなりお皿が太ももの骨を圧迫して痛みがでます。上るときに膝のお皿の周囲が痛くなる方はこのパターンかもしれません。
最後は膝以外の原因の可能性です。膝が痛いからと膝ばかり見ていると見落としてしまいがちですが、一見関係のない首や腰が原因で膝に痛みが出ることもあります。これは下りの時の痛みも一緒ですが骨盤、上半身からの影響で膝に痛みが出ることがあります。
整体でできること
この三つから原因を探していくだけです。
膝が内側に入ってしまうのであれば、なぜ膝が内側に入ってしまうのかを考えます。
筋力なのか?骨盤の傾きなのか?扁平足など足の問題なのか?一つづつ検証して解決していきます。
膝のお皿の動きが悪いのであれば筋肉、筋膜を緩めて動きを出します。
膝以外の原因が考えられるのなら今まで経験からある程度目星をつけてチェックしていきます。
こんな感じで膝が痛い言っても原因はいろいろあります。
人それぞれ体格、癖、怪我の有無など違うので、自分の痛みの原因をはっきりさせて対処した方が絶対早く楽になります。
最後までおつきあいありがとうございました。