国家資格と20年の経験を持つセラピストが施術いたします。10月は毎週金曜日、9日、16日は休ませていただきます。
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脳梗塞後のリハビリ

いつもありがとうございます。

さとみ整体院の佐藤里美です。

 

こんなケースがあったよ、、的な報告をぼちぼちしていこうかな、と思います。

脳梗塞の後遺症とリハビリ

脳出血、脳梗塞を起こすと様々な後遺症が現れます。

程度もそれぞれ。

ほとんど後遺症が残らないこともあれば寝たきり、亡くなることもあります。

後遺症としては半身の麻痺、筋肉の異常緊張、感覚障害、言語障害、高次脳機能障害など。

発症後の数ヶ月は目に見える回復がありますが、約1年くらいで後遺症が固定してしまうことが多いようです。

そうなると現状維持が目標になってしまいます。

現状維持も大事ですが、それだけだとモチベーションが上がらないですよね。

本当はもっと良くなりたいのに。

発症前の生活に戻りたいのに。

正直、限界はあると思います。

ただ、発症から年数が経っても変化は起こせるんです。

小さな変化でもモチベーションを上げるきっかけになったらいいなと思います。

 

発症2年3ヶ月のケース

今回のお客様は70代女性2年3ヶ月前に脳梗塞で倒れ左半身に麻痺があり、現在介護施設に通いリハビリ継続中の方です。

一人では来院できず、ご家族の付き添いも難しいためにこちらからご自宅に訪問しています。

はじめてお会いしたのは今年の初め。

整体に多少期待はしてるけど諦めてもいる、、そんな感じでした。

 

自宅の中は四点杖をついて歩けますがしょっちゅう転びそうになるとの事。

筋肉の緊張が高く、動くと腕がぎゅーっと縮まってしまいます。

家の中でも足には装具をつけています。

 

その方のご希望は「家の中くらい装具なしで歩きたい。」

 

日本人ですから家の中は靴下以外は脱ぎたいですよね。

私は靴下すら履きたくない。

 

この方の装具をつける理由はふくらはぎの筋肉がぎゅーって縮まってつま先立ち状態になるのを抑制することと、膝がガクってならないようにすること。

装具をつければ歩けるけど、装具なしでは怖くて一歩も歩けませんでした。

転ぶ恐怖心は半端ないようです。

 

パッと見た感じ、左の骨盤が上がってさらに後ろに捻れています。

上半身は左に傾き背中が丸まっています。

良い方も足の太ももは筋肉が盛り上がり頑張ってることがうかがえます。

左半身は硬く特に足首、股関節、肩、手首の可動域が狭くなっていました。

重心は後ろにあり立ち上がる、歩く動作で後ろに倒れないようにさらに筋肉の緊張が高くなるという状態。

 

まずは大きな歪みを整えました。

半身麻痺しているので通常の方法は使えません。

できる範囲でほんの少しずつ整えていきました。

初回では動作の状態は変わりませんでしたが左に傾いていた上半身がまっすぐに近づきました。

見た目以上に変わったのが声の大きさです。

上半身がまっすぐになり呼吸が深くなったために声が大きくなったと考えられます。

 

プラス、筋肉の使い方も再構築していく必要があったので同時に軽い運動もしました。

体に軸を通すために重要な大腰筋を使えるようにする必要がありました。

筋肉の使い方のパターンを変えるのは簡単ではありません。

その場はできても日常では元の使い方にすぐ戻ってしまいます。

これは正直苦戦しました。

ご本人様も毎日トレーニングして努力されました。(筋トレではないです)

多分、頑張れたのは変化があったからだと思います。

 

 

現在、3ヶ月が経過しました。

装具なしという目標はまだ達成されていませんが歩き方がスムーズになり恐怖心が前ほどではないそうです。

腕も以前ほどぎゅーっと縮まらずに動けるようになりました。

足の筋肉の緊張も以前よりは落ち着きましたがまだ装具を外して安全に歩けるほどではありません。

でもご本人様曰く、「地上に降りた感じ」だそうです。

五体満足の私には分からない感覚の中で生活されてるんだなあーと。

 

終わりに

今回、装具なしで歩くという大きな目標を立てましたが、その前に小さな目標を立てて取り組みました。

脳出血や脳梗塞の後遺症のリハビリは長期戦です。

気持ちが折れないようにすることが重要です。

また、後遺症とうまく付き合うことも重要になります。

発症から年数が経過していても大なり小なり体は変わります。

少しでもよくなるように、怪我や痛みが出ない体にできたらと思います。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

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