パーキンソン病の整体という切り口
さとみ整体院には現在、パーキンソン病のお客様が数名お越しになっています。病院でのリハビリは限界があるし、一人でするにはいつも同じような体操をするだけで効果があるのかないのか分からない。
そんな方にご支持いただいています。
パーキンソン病とは
パーキンソン病は中高年以降に発症することが多く、ゆっくりと進行する原因不明の病気です。
決して珍しい病気ではなく、全国で10万人以上いらっしゃると言われています。
なぜそうなるのかはよく分かっていませんが、脳でドーパンミンという神経と神経の連絡役の物質が不足することで起こります。神経と神経の連絡役が不足すればカラダに色々な支障が出ます。
特徴的な症状は
・じっとしている時の手足の震え
・手足のこわばり
・前かがみの姿勢になる
・小刻みに歩く
・狭いところで足がすくんで足が出ない
・歩いているとどんどん速くなる
・バランスがとれず転びやすくなる
・動作がゆっくりになる、止まってしまう
・表情が乏しくなる
・立ちくらみ
・便秘
・うつ状態
・顔が脂ぎる
・声が出にく
・飲み込みにくくなる
など、いろんな症状が出ます。
治療は薬物療法と運動療法が中心になります。
薬物療法は不足しているドーパミンを補う薬、ドーパミンの働きを助ける薬がよく使われます。
パーキンソン病と腰痛
パーキンソン病の方は腰痛になりやすいと言われています。
原因はいくつか考えられます。
1 前のめりの姿勢のため腰に負担がかかりやすい
2 筋肉がこわばり、関節を動かせる範囲が小さく筋肉や関節が硬くなりやすい
3 ドーパミンが不足すると痛みを感じやすくなる
4 骨粗鬆症になりやすい
整体の効果
パーキンソン病の治療の基本は薬物療法と運動療法です。
整体でできることは運動療法プラスα
パーキンソン病の運動療法は病院でも指導されますし、インターネットや書籍もたくさん出ていますので割愛します。
整体ではその運動療法の効果を上げることができます。
どういうことかというと、関節が硬く、歪んでいる状態で運動しても効果は半減です。
パーキンソン病の体操に欠かせないストレッチにしても固いまま、もしくはコリがある状態、歪んだ状態でストレチしてもハッキリ言って筋肉は大して伸びません。
効率が悪いのです。
繰り返しですがパーキンソン病の治療は薬物療法と運動療法です。
その運動療法の効果を最大限引き出すのが整体です。
運動療法がうまく作用すると前のめりの姿勢が軽減できたり、転びにくくなったり、病気自体を治すことはできませんが実感として進行を遅らせる効果が期待できます。
また、一般的なパーキンソン病のリハビリは運動療法のみ。
当院では筋肉、骨格の問題だけではなく経絡やリンパ、脳の働きなど全身を調整して、身体の軸を強化しますので一層の効果を感じていただけると思います。
リハビリもマンネリ、効果も頭打ちになっているようでしたら一度ご相談ください。違う切り口でアプローチできます。
最後までお付合いありがとうございました。