肋間神経痛
私自身も経験したことがあり、珍しくはない神経痛ですので今回は肋間神経痛について書きたいと思います。
肋間神経痛とは
その名の通り「肋間神経の痛み」です。
肋間神経とは胸椎から肋骨と肋骨の間に伸びる神経です。その神経が何らかの原因で痛みを発した状態が肋間神経痛です。
その痛みは咳や深呼吸をすると針を刺すような痛み、電気が走るような痛みとも言われかなり強い痛みが特徴です。
多くが片側に起こります。症状の出方は個人差があり日常生活もままらないくらいもあれば発作的に痛みが起こる場合もあります。
最近のお客様だと横になると強い痛みが出て体を起こしてないと眠れないという症状でした。(病院での診断は胸椎の歪みによる肋間神経痛。2回で痛みゼロになりました)
肋間神経痛の原因
肋間神経に何かが触って起こることが多いのでその原因は様々です。
怖い病気から言えば大動脈瘤、肺がん、胸膜炎。
その他背骨の病気、脊髄の病気も考えられます。
また帯状疱疹の痛みもこの肋間神経沿って起こることがあります。
また痛みは胸の左側に起こることが多く、心臓の痛みとの判別も必要です。
しかし、実際にははっきりとした病気はないけど痛むという「原因不明」のことが多いように思います。
ただし、これはあくまで医師から診た「原因不明」です。
実は西洋医学上「原因不明」は私たち治療家の得意とする分野なのです。
「原因不明」の肋間神経痛の「本当の原因」
要するに肋間神経を刺激してるところがどこかにあるということです。それはレントゲンなどの画像検査では分かりません。
それがどこなのかを見つける作業をすると原因が見えてくるのです。
動き、姿勢は基本、筋反射などを使い原因を探ります。
一見関係ないような場所から影響を受けていることや、単純に胸椎の位置(椎間関節)がズレているだけのこともあります。
そしてその原因の場所のほとんどが硬くなっていますので動きを出していきます。
そんなわけで「原因不明」の「本当の原因」は百人十色なのです。
なんだよ〜って感じですよね、すみません。
ちなみにうちの母は風邪による咳をしすぎて肋骨周りの筋肉がカチカチになり肋間神経痛になりました。
私の場合は昔、ストレスで知らず知らず呼吸が浅くなり肋骨の動きが少なくなって筋肉が硬くなり肋間神経痛になりました。本当心臓発作なんじゃないかと思うほど「うっ」ってなります。
施術
原因に目星をつけたらあとは仮説検証作業です。
痛みが軽減したらビンゴ。
私は初回で5割くらい痛みがとれたらOKとします。一気に体を変え過ぎると反動で戻りやすくなるのと体に負担になるからです。
いっぺんに良くして欲しいという気持ちもわかりますがそこはご理解いただいています。
そして施術の1日、2日後にはさらに痛みが軽減していくことが多いようです。
それは自然治癒力の成すワザ。
そんな話を聞くたびに人間の体ってすごいなあと思うのです。
病院に行った方が良い?
上記にも書いたように怖い病気が隠れている場合もあるのでお医者様に診ていただいた方が安心ですが、私の施術で痛みが軽減するならいわゆる「原因不明」の肋間神経痛ということになります。
逆に2、3回施術を受けていただいたのにちっとも変わらないなら病院に行くことをお勧めします。
まとめ
肋間神経痛は肋間神経に何かが触ること、圧迫することで起こる神経痛。
怖い病気から起こることもあるけど多くは原因不明。
原因不明の痛みなら私におまかせください。
最後までお付き合いありがとうございました。