あなたの肩の痛みは内臓から!?
内臓なんていうとちょっとビクッとしますよね。
決して脅かしているわけではなく、こんなこともあるという事実を紹介をしたいと思います。
内臓由来の肩の痛みもある
有名なのは心臓と左肩の痛み。
狭心症の発作で決して珍しくないよくある痛みです。
この前も左肩の痛みを訴えるお客様がいらしゃいました。
今は痛くないけど、その痛みは明け方に起こりやすいとおっしゃるのです。
私にできる検査をしたところ肩関節自体に問題はなかったのです。
「それ、狭心症の可能性がありますよ」
病院受診を勧め、3日後狭心症だったという報告をいただきました。
あと有名なのは胆石と右肩の痛み。
鋭い痛みから鈍い痛み、凝った感じまで感じ方は様々です。
右肩だけでなく右のお腹、背中、みぞおちなど様々な部位に痛みが現れることがあります。
胆石の右肩の痛みは臨床で拝見したことはありませんが、胆石って持ってる人結構いますよね。
知識だけでも役に立つと思います。
なぜ離れたところに痛みが出るのか
内臓が悪いのになぜ離れた肩に痛みが出るのでしょう。
内臓からはちゃんと痛みとして発信されます。
しかし脳に到達するまでの道中、脊髄(背骨の中の神経)で肩からの神経と一緒になってしまい脳が混乱してしまった結果、内臓の痛みが肩の痛みにすり替えられてしまうのです。(収束投射説)
これは一つの有力な説で、まだ良くわかっていないというのが現状です。
判別方法
簡単です。
筋肉や関節の痛みなら動きによって変化するはずです。
何をどうやっても痛い。
どの姿勢でも痛い。
なんかヤーナ痛み。
痛みのほかの体調不良がある。
これらがあったら内臓からの痛みを疑って病院に行きましょう。
まとめ
筋肉、関節由来の痛みなら整体でどうにかできますが、これを見落としてせっせと施術してしまうと悪化させる場合もあります。
だから問診でどういう時に痛むのか、どうすると痛いのか、今までした病気、現在の病気、検診の結果など伺うのです。ご理解いただけたらと思います。
肩の痛みの予備知識として頭の片隅に置いておいていただけると嬉しいです。
今回は有名な肩の痛みについて書きましたが、もちろん肩以外の痛みと内臓の関連もあります。
それはまたの機会に追記したいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。