椎間板ヘルニアの治療法
もし、椎間板ヘルニアになってしまったらどんな治療法があるのかを整理したいと思います。
前半は一般的な病院での治療法の紹介です。
後半に当院での治療法の紹介をしています。ぜひ最後まで御覧ください。
保存療法(病院バージョン)
基本的には保存療法と言われる、手術しないで様子を見ることがほとんどです。
前にも書きましたが多くのヘルニアは6ヶ月くらいで自然消失しますからいきなり手術をすることはかなり稀です。
病院での保存療法とは痛み止めの薬の処方、神経ブロックの注射、牽引や電気をかけることを言います。
痛みを和らげるだけでヘルニア自体の治療をしているわけではありません。
痛くなったばかり、激しい痛みがあるときは有効ですが、長く続ける治療法ではありません。
そして急性期を過ぎたら少しづつ運動しましょうと指導されます。
ただし、、「体幹を鍛えましょう」の言葉を鵜呑みにしないでいただきたいと思います。
手術
繰り返しになりますが手術を検討するケースは少数です。
時間が経過しても症状が良くならないケース、足の感覚や筋力が低下してきたケース、排尿や排便に障害があるケース、またはスポーツ選手などいち早く復帰する必要性があるケースが手術の検討対象になります。
代表的な手術方法ですが背中を5センチくらい切開して直接ヘルニアと取り除く方法ともっと小さな穴を開けて内視鏡を入れてヘルニアを取り除く方法が有ります。その他レーザー治療もありますが保険が適応されません。
ただし、手術後ヘルニアを再発するケースも一定数あるというデータがあります。
なぜヘルニアになったのかを検証せず、生活習慣や姿勢、筋肉の状態などを変えていかなけれな再発するのだと思います。
保存療法(さとみ整体院バージョン)
痛み、痺れがあり画像上ヘルニアがあったら時間が解決するのを待つしかないのか。。
いいえ!できることがあります。椎間板ヘルニアと診断された方の痛み、痺れの原因は以下のことが考えられます。
ヘルニアが神経にさわってる痛み痺れ
➕
筋肉が硬くなって神経を締め付ける痛み痺れ
➕
脳が痛みを覚えている
このように負の相乗効果が起きている可能性が高いのです。
ヘルニアを起こした背骨の調整
これだけを聞くと怖そう、、もっと悪くなりそう、、ですよね。
大丈夫です。
直接背骨を触って調整しません。
だから安全なんです。けど効くんです。いや、だから効くんです。
足や手を理にかなった方向に適度な抵抗をかけて動かすことで背骨が正しい位置に戻ってくれます。
背骨が正しい位置に戻ると自然治癒力が働き飛び出したヘルニアの吸収が促進されます。飛び出したヘルニアを強引に引っ込めるようなことはしません。というかできません。
同時に背骨だけでなく股関節や肩甲骨なども整うことで硬くなっていた筋肉も緩み、上記の赤い文字にあるように筋肉が硬くなって起こる痛み痺れも緩和されます。
特に多いのは何年か前にヘルニアと診断されてずっと調子が悪いというケース。
そういう方はヘルニアが神経にさわってるから痛いと思い込んでいる場合が多くいのですが筋肉や歪みの調整をすると改善していくことをよく経験します。
体の使い方を変える
ヘルニアとは背骨と背骨の間にある椎間板(クッション)に負荷がかかり椎間板の中にある髄核と言われるクションの綿が飛び出してしまい神経に触ることで痛みや痺れを引き起こす状態です。
椎間板に負荷がかかる原因の一つは体の使い方です。日頃、腰に負担のかかる動作を繰り返していると少しづつ椎間板に傷がついてきます。背骨が歪んでいたらその負荷は何倍にもなります。
長時間座りっぱなし、重いものを持ち上げるとき背中が丸まっている、無理な腹筋背筋トレーニング、、、誰でも思い当たることがヘルニアの原因を作っています。
なので保存療法、手術で良くなっても体の使い方を変えていかないと再発するのです。
当院では動き方をレクチャーするだけではなく、筋肉の使い方も変えていきます。
体に軸を通すことにより背骨にかかる負担を減らすことができます。
毎日続けられる軸を通す体操をしてもらうことと、体に軸を通す施術をいたします。この体に軸を通す施術には脳へのアプローチも含まれ、痛みの記憶のしがらみを徐々に解除していきます。(怪しいと思いますよね。。)
まとめ
ヘルニアと診断されたら選択肢は三つ。
・痛み止め、電気療法でしのぐ
・どうにもならない場合は手術
・さとみ整体院に行く(省略しすぎかな?)
ヘルニアに限ったことではありませんが、どこかに不調が起きるという事は原因があってのことです。
カラダからのSOSとして色々見直すきっかけにすると「ヘルニアになった甲斐があった」と思えるのではないでしょうか。
最後までお付き合いありがとうございました。