腰椎分離症
いつもありがとうございます。
さとみ整体院の佐藤里美です。
さて今回は私も中学生の時に経験したことのある腰椎分離症について書きます。
腰椎分離症とは
腰椎分離症とはその名の通り一つの腰椎が二つに分かれてしまう、疲労骨折の事です。
10代の成長期にスポーツなどで腰に負荷をかけすぎると発症します。特にジャンプ、体を捻る動作を繰り返すスポーツは要注意です。
部活を頑張っている子で急に腰が痛くなったら疑わしいです。
早急に整形外科に行くことをお勧めします。
なぜなら、早期発見と一刻も早く治療したほうが骨がくっつきやすいからです。
基本的には治療はコルセットで腰を固定してしばらく運動禁止。
部活を頑張ってる子には気の毒ですがちゃんと治しておかないと骨が折れたままになってしまいます。
痛みがなくなったからと運動を再開するとまた痛くなり骨はくっつきにくくなります。
原因
言ってしまえば、トレーニング方法が間違ってるのです。
学校の先生が悪いのではなく、専門家ではないから仕方ないのです。
十分なストレッチ、必要な筋力トレーニング、十分な休養が大事ですがどうしても根性論になりがちなのが部活。
ストレッチ一つにしてもとりあえずルーチンでささっとやる。
筋トレは一般的な腹筋背筋、スクワットが中心。
休みは週一回あるかないか。
プロのスポーツ選手はトレーナーがいて、トレーニング方法はもちろん、ビフォーケア、アフターケアをしてもらえます。しかし学生はそんなの無理ですし、やりっぱなしになりがちです。
そして少々の故障なら湿布や消炎スプレー、テーピングを巻いてやり過ごす。
このような部活動をしていてはいわゆるアウターマッスル(表面にある大きな筋肉)はカチカチになり関節に負担をかけ、腰椎分離症だけでなく様々な故障をしてしまうのは仕方ないことです。
予防方法
筋肉の柔軟性を高めることが大事です。
筋肉の柔軟性を高めることで腰椎にかかる負荷は減らせます。
まずはストレッチ。
運動後のストレッチは必ず必要です。
コツは痛いほどしないこと。
痛いほどすると防御反応により逆に筋肉は固まります。
もう一つ大事なコツ。
例えば太ももの表側の筋肉(大腿四頭筋)が硬いと感じたら太ももの裏側(ハムストリングス)のストレッチからする。体幹の左回旋が硬いと感じたら右回旋からストレッチする。体幹前屈が硬いと感じたら反るストレッチからする。
反対方向の楽にできるストレッチからすると固いと感じた筋肉も伸びやすくなります。(どっちも固い場合でも比べて少しでも楽な方からストレッチします。)
ただし、、ストレッチだけしててもダメなんです。
そもそも硬くならない筋肉を作らなければイタチごっこです。
それには筋肉の使い方を変えるしかないのです。
筋肉には優先的に使いたい筋肉とあまり使いたくない筋肉があります。
故障してしまう場合、使いたくない筋肉ばかり使っているのです。
このあまり使いたくない筋肉とはいわゆるアウターマッスルです。
この使い分けに関しては言葉で説明しても伝わらないので興味のある方はお問い合わせください。
単純にインナーマッスルを鍛えるとかの話ではないです。
まとめ
・腰椎分離症は腰椎に負荷がかかり二つに割れてしまう疲労骨折。
・腰椎分離症は10代の成長期に起こりやすい。
・間違ったトレーニングで起こる。
・予防法は筋肉の柔軟性を高めること。
・ストレッチは楽にできる方向から行う。
・筋肉の使い方を変えないと根本的な解決にならない。
私も中学の時、バレーボール部と陸上の借り出し部員でした。そして100メートル走った直後に腰が抜けたようになりそのまま腰が痛くて立ち上がれなくなりました。先生に言ったらもう一本走れば治るみたいなことを言われました(笑)整形外科受診して、腰椎分離症の診断。曖昧な記憶ですが2.3週間で部活を再開したような気がします。
社会人になってすぐに腰痛になりレントゲンを撮ったら腰椎は折れたまま、分離したままでした。
早すぎる復帰と正しい対処法を知らなかったからです。
もし、あなたが、あなたのお子さまが分離症と診断されたら、、故障してないけどトレーニング方法が分からないなら、、早めに専門家に相談されることをお勧めします。
本日も最後までおつきあいありがとうございました。