腰痛〜マットレス選びの前に〜
こんなにマットレスの種類が増えたのはここ30〜40年くらいでしょうか。
大概皆さん、「腰に優しい」「体圧分散」を謳ってるマットレスをお使いです。
昔のせんべい布団を使っている方はかなり少数派と思われます。
なのに、腰痛で悩む方は減らないのです。これは一体どうゆうことなのでしょうか。ここではよくある高反発が良いとか悪いとか、、は書かずに違う視点でマットレス問題を書きたいと思います。
マットレスの歴史
人類最初のマットレスは紀元前と言われています。
もちろん現在のようなものではなく藁や羽毛を詰め込んだものでした。
18世紀、19世紀あたりから少しずつ改良され寝心地がよくなってきます。
そして20世紀にはスプリングが内蔵されたマットレスが開発され一気に現代の形になりました。
日本ではどうだったかというと奈良時代までは偉い人でも藁などの敷物の上で寝ていました。
奈良時代に畳が登場したのち、平安時代の貴族は畳を重ねたベッドでお休みになりました。
しかし、まだ掛け布団はないのです。着物をかけていたのですが、冬なんてどうしてたのでしょう。。
このスタイルは鎌倉・室町時代まで続きます。
もちろん庶民は藁に潜って休みます。この先もまだまだ藁が続きます。
戦国時代にようやく木綿が栽培されるようになり生活に木綿が一気に広がりました。
そしてようやく木綿の掛け布団が登場します。
江戸時代になっても掛け布団は超超高級。現在の価値で7〜800万くらいだったとか。
庶民には無理な話です。
そして考えた庶民は紙製の掛け布団で休むようになりました。敷き布団はなく、江戸中期にようやく畳が庶民にも普及し畳の上に直に寝て紙の掛け布団をかけて寝ていたのです。
しかし、これも都心の話。農村部では明治時代になってもまだ藁で寝る習慣は残っていたそうです。
明治時代では木綿が輸入されことによって木綿の布団が普及し始めましたが昭和に入っても木綿の布団はまだ高級品。藁を詰めた布団を使っていた人が多かったようです。
戦後、マットレス文化が入ってきて国内での生産が盛んになりました。
そして海外からも様々なマットレスが入ってきてお茶の間を賑わすようになり現在に至ります。
藁で寝ていた時代はみんな腰痛だったのか
そんな話聞いたことないです。
ということは「マットレスが原因で腰痛になる」というのはどうなのでしょうか。
人間本来の健康体なら藁だろうが、地面だろうが、せんべい布団だろうが、低反発だろうが、高反発だろうが直接の腰痛の原因にはならないのです。
マットレスが原因ではなく、そもそも身体に問題があることが問題なのです。
それをマットレスだけで解決しようっていうのはナンセンスと思いませんか?
万人に良い商品なんてない
これがマットレスの最終形だ!!という商品はないです。これからもないと思います。
なぜならどんどん新しい素材を使った新商品を世に出さないとマットレス会社は困るからです。
それが本当に身体に良いものなのかどうかは別問題で目新しい商品に有名人が宣伝していれば商品は売れるのです。スポーツ選手が宣伝してたら尚のこと。
一つだけ間違いなく言えるのは
「万人に良い商品なんてない」
マットレスに限らずの話で健康食品、健康器具、化粧品に共通しています。
それをどうやったら売れるかを考えるのが企業です。
決して悪いことではないですが安易に新商品に飛びつくと企業の「思う壺」なのです。
飛びつく人はまた次も買いますから(笑
電気製品の影響
朝起きると腰が痛くなる要因はそもそもの身体に問題があるとお伝えしました。
その他可能性として大きいのが電磁波です。
あー、、、出た電磁波。。と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、事実として日本は電磁波大国。
海外では電磁波の基準があって規制されていることなのですが日本で電磁波というと、「ちょっと変な人」と扱われるのが現状です。
しかし、私は気にしない(笑
電磁波が体に及ぼす影響はまだ未知の世界ですが、確実に負の方向に作用してることは解ってます。
WHOもお茶を濁しています。
電磁波測定士の方に伺ったところ、枕元での充携帯の電は最悪。充電しなくても携帯を置いておくだけでまずいそうです。
あとは電気毛布。温めすぎがどうのこうのではなく電磁波がまずい。ベッドに入る前にはコンセントを引き抜くことをお勧めします。電源を切るだけではダメです。
そもそもの体の問題、そして電磁波。それからマットレス。なのです。
まとめ
・人間の歴史から見ると最近まで藁で寝ていた。
・藁で寝ていたからといってみんな腰痛ではない。
・マットレスのせいで腰痛になるのではなく、そもそも身体に問題がある。
・万人に良い商品なんてない。
・電磁波のことも気にして下さい。
確かに今現時点で良いマットレス、これはダメでしょ、、というマットレスはあります。
ネットで検索したらたくさん出てきます。
情報が多い分迷いますが、第一はご自身の体を整えることだと思います。
最後までおつき合いありがとうございました。